一般診療

一般診療について

こどもは様々な病気になります。
発熱、鼻水、嘔吐、下痢、湿疹などのよくみられる症状からアレルギー、低身長、夜尿症、便秘症など専門的な治療が必要となる疾患まで、こどもの健康に関することはご相談ください。
こどものために最適な検査・治療を心がけています。
そのため、飲水可能で脱水症状のないこどもへの点滴治療や、かぜなどウイルスによる感染症が疑われるこどもへの抗菌薬(抗生剤)処方は行いません。
また「薬剤耐性対策アクションプラン」に基づいた抗菌薬処方に取り組んでいます。

薬剤耐性対策アクションプランとは

近年、抗生物質などの抗菌剤が効かない薬剤耐性菌が世界的に問題になっています。「薬剤耐性菌を原因とする感染症が増加している背景には、抗微生物薬の不適正な使用があり、ヒト・動物といった垣根を越えた世界規模での取り組み(ワンヘルス・アプローチ)が必要である」との認識が、広く共有されるようになりました。
この認識にもとづき、わが国では本年4月に、この薬剤耐性問題への対策に関する行動計画(アクションプラン)が決定されました。当院では、そのアクションプランに基づき、抗菌薬処方に取り組んでいます。

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発熱のイメージ

発熱

こどもはよく熱を出します。年齢や季節によっても原因は変化しますが、そのほとんどがウイルスによるかぜです。ウイルスに対して抗生剤は効かないので、自分自身の病気に打ち勝つ力(免疫力)が大切です。
その時期の症状を薬などで和らげつつ待つ事が治療になります。
また、ウイルス以外に発熱の原因がないかも診察により検討します。

便秘のイメージ

便秘

たかが便秘、されど便秘。こどもの腹痛の原因で最も多いのが便秘です。
食事中や食後に腹痛を訴えたり、口がくさい等の症状あれば便秘の可能性があります。
症状が成人期まで続く可能性があり、早期診断、早期治療が大切です。

発疹のイメージ

発疹

突然顔や手にブツブツができたり、お腹に赤い発疹がでることがあります。
原因は様々考えられますが、最も多いのは感染症(手足口病、ヘルパンギーナ、りんご病等)です。
発疹の出方などから原因がわかる場合がありますので、発疹の出た部位や発疹の出たタイミング(熱が下がってすぐ等)をメモしておくと診療の手助けとなります。

アレルギーのイメージ

アレルギー

食物アレルギーでは原因食品の除去が治療の中心です。食物アレルギーの多くは乳児期に発症し、年齢とともに耐性化する傾向がある為、食物除去は過剰な除去にならないように必要最低限の除去をします。
アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を行なっています。

低身長のイメージ

低身長

こどもの身長が気になる場合は是非身長をしっかり計測し、メモしておいて下さい。周りに比べ極端に低い場合や突然全く伸びない等あればご相談ください。成長曲線を参考に判断し、必要な検査、病院へつなげます。

夜尿症のイメージ

夜尿症

5歳以上で月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続く場合には夜尿症とされます。小学校低学年で10%、10歳超えても5%前後にみられます。
夜尿があると肉体的にも精神的にもこどものQOLを低下させる為、積極的な治療が勧められます。積極的な治療で、治癒率を高め、治癒までの期間も短縮できる可能性があります。

その他

こどもに関する内科的な不安や疑問は是非ご相談下さい。
例えば時々胸を痛がる、首のしこりが気になる、熱性けいれんについて詳しく聞きたい等何でもお聞き下さい。わかる範囲でお答えします。
他科の受診や更に詳しい検査が必要な場合は適切な診療科や病院へご紹介します。